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昨年の10月半ばにやって来たあかりちゃん。一年経ったね。 1年前のこの頃、いろいろキツくてね。左足裏が足底筋膜炎とかで、ビッコひいてたし、 家業売上不振はますますだし、原発は再稼動するし。安保関連法案強行採決だし。 お袋のボケ具合もどんどん早足になるし、 2年間親密にお付き合いを頂いた女性もあっさり去って行ったし、 すべて自らの不徳の致す所。とまぁ自戒の日々なんだけど、キツかったよ。 もう生きてんのいやぁ〜〜ん!て具合になんかアッチコッチが、 ギスギスしてた。 厳しい日々は今でもますますなんだけど,違いが一つ。 見た目は小さいけど、大きな幸せが来たよ!。 鬱々な日々、横浜の友人からメールがきて、写真添付がコレ↓。 実家の庭で外猫飼いしてるけど、寒くなるし、飼わないかと。 もうほぼ二つ返事。条件合ってるし、何より美形じゃん!浜っ子じゃん!アハハ。 そんでやって来たときのがこれ↓。 おい!だいぶ育ったなオマエ。 何だか臭っせーし。全然鳴かないし。野良丸出しじゃん!野良の横浜っ子。 とりあえず温たかタオルで拭いて、爪切って、首輪と鈴つけて、飼い猫にする。 名前は、そうだ!この真っ暗な日常を明るく照らしてくれる猫。”あかり”にした。 Twitterの反安保法案アニメアイドルと同じ。 ちょっと呼びにくいが時代も拾って良い名だと思う。 先代の看板猫すずが居なくなってから、後継猫をずーっと探してた。寂しかった。 でも。ペットショップは言わずもがな、地域の猫ババァ達から完全室内飼いとかも、 何度か言い争って嫌になってた。拙宅は猫の為にあるような環境と思ってるから。 いいタイミングの子猫の話、本当に有難かった。大岡のタヌキ夫妻に感謝だね。 飼い始めは順応良好で、店でも遊びまくっていて、これは看板猫も期待できると楽観。 ところがちょっとした事故があった。釣竿とネズミのおもちゃで遊んでた時に、 レジ袋の取っ手部分に頭を突っ込んでパニック。前の見えないまま表通りに飛び出した。 幸いに交通事故はなかったけど、そのまま一昼夜以上行方不明。心配したぜ。 おそらく何か大きな力、人間にいきなり捕捉されたと思ったのだろう。 それ以来、野良っけがもろに復活してしまい今に至るなのだ。 客のいる時の店内がダメになった。ただいま矯正中。少しは慣れた。 毎日のように抱き上げて「そろそろお店番しようね。」って囁きながら店を周回してる。 声を出さない習慣も、人への警戒感、猜疑心も野良時代に捕まえられないようにと、 身につけてしまった悲しいサガなのだろう。容姿美形ならではの苦労をしたんだな〜/。 最初の二ヶ月ぐらいは前の野良時代が飢餓の日々だったのか、異常食欲。 なんとか給餌制限もして乗り切ったけど、やってもやっても欲しがって、 そのせいか大きくなり方すごかった。 多分最初の大きさからの生後何ヶ月かの印象は二ヶ月ほどは違ってた。 栄養状態悪くて小さかっただけだね。 11月末には不妊手術。心の中で何度もゴメンねって言って、 最後まで一緒だからねって、許してねって言って。 家の事情で二週間、動物病院に預けた。ケロッとして帰ってきたね。 猫エイズと白血病の検査もシロ。よかった〜/。 来た頃は全然鳴かなくて、声帯がダメかもしれないと思ってた。 そしたら近所の野良と喧嘩して噛みつかれたらしく、 すげぇ大声でギャーと鳴いた。なんだ声出るじゃねーか。と、 帰ってきたら耳に穴あけられて血が出てた。やれやれ。 それから毎日、給餌の度に発声練習をさせている。 ご飯ちょーだいと鳴くまで、いやちゃんと鳴くまでおあずけなのだ。 すごく嫌そうだけど、最近ではかなり日常でも鳴くようになってきた。 拙の顔を見て、ミッ!とかナッ!とか、ケッ!とか鳴くようになった。 音量とロングトーンが課題なのである。 店番にしろ、鳴き声にしろ、若いって良いよね。可能性が信じられる。 年を越して、寒さから一緒に寝るようにもなって、冬いっぱいはハネムーンだったよ。 ところが暖かい春が来た頃から、再び野良猫魂の大活躍となるとは思わなかった。 まず室内のトイレを使わなくなった。掃除しなくて済むのは有難いが、 ほとんど外で用足ししてる模様。最初の頃は、植木鉢、プランター、やられた。 土をほじくるし、ブツもてんこ盛りだ。多少叱ったのがわかったのか、 最近ではどこでしているか不明。ご近所に迷惑をかけている事は確実だ。 掃除の皆さん、本当にすみまっしぇーん。言ってくれれば私が掃除します。 暖かさが暑さに変る頃にはほとんど昼も夜も屋外生活になってしまい。 食事の時だけ帰ってくる。屋外と言っても雌猫だから家の周囲だし、 家人にはなついているし、危険な道路には出ないし、問題はないらしいが、 見事に野良猫がえり、といった印象だ。飼われてると絶対思ってねーだろ。 今年は雨が多かったけど、それでも軒下や濡れないところで、屋外生活。 そもそも濡れる事は嫌いじゃないらしい。濡れた土の上に平気で横たわる。 食は細くなって身体もスリムになっていた。夏の装いなのだろうか。 虫が飛翔する時期になると、もう夢中です。とにかく目が良い。 空中に高くジャンプして、両手で白刃取りみたいなこと、平気でする。 で、捕まえた羽虫の類いは一度口の中に入れて、 あれ?食べるのかと思ったら、唾液まみれにしてペッと吐き出す。 すると、飛べたり飛べなかったりするなんとも都合のいいオモチャに。 すごいよね、この知恵誰に教わったんだろ? 何度か動画撮影をと思ったけど、拙の視力と技術じゃ無理だった。 プロのカメラマンが必要だぞ。 ハンティングキャット。とにかく夏場は昼はどこか外の涼しい場所で寝ていて、 夜間狩猟活動に励んでおりまして、大物を捕まえるとやたらと嬉しいらしく。 獲物と共に私の寝床まで報告しに来ます。獲物、半殺しで、布団に放つ。 たまんなかったっすよ、今年の夏。時間おかまい無し。 なんかミミズにしては動きがおかしいと見たら、ヤモリのシッポ。 それが始まりでした。その後、ヤモリのボディ本体は頻繁に。 もうこのごろは諦めて半殺されのヤモリと一緒に寝てます。 最悪なのはセミで、飛べない状態でも雄は鳴きますから。 こればっかしは一緒には寝られない。起きて窓からポイです。 一晩に三匹もやられた事がある。寝てねー。 あとは、甲虫類、蛾、蝶、虻、ゴキブリ、なんかです。 コガネムシ(カナブンも)の捕獲は褒めてやります。園芸の大敵だし。 ゴキブリのときは少し叱ります。汚いし。頼むからそれくわえるなよ。 ゴキブリと一緒に寝るのが一番嫌だ!!!。 ↓7月の国政選挙、投票を促すポスター二枚。 あまり反応なかったかなー。 あかりちゃんはとっても幸せで贅沢な一年と、今年の夏を過ごしたと思う。 飼い主の自画自賛かもしれないけど、虫と戯れる姿。草花の匂いを嗅ぐ姿。 これからも続くといいなー。 猫を飼うのに色々条件が揃わなくて、我慢してる人たちも多いんだろうし、 フルオープンな環境で飼える人は都会ではむしろ少ない方だろう。 止むを得ずマンションの一室で完全室内飼いを選んでも、 幸せな一生を過ごす猫だって当たり前に居るとおもう。 それはそれとして、里親探しで完全室内飼いを要求するのは違う。 手放した後までなんで飼い方まで型にはめて要求するのかね。 それは猫ババァたちのエゴだと思うよ。 信じられない里親なら最初っから手離さないで自分で全部飼えよ。 外に出すリスク。猫エイズ怖いよね。感染猫に噛まれると高確率で。 交通事故。表通りの商店街だから車だけじゃない、自転車も。 近所でも猫飼ってすぐに軒並み事故で死んでるよ。 でもさ、そうなったら、それはその猫の運命。やれることはあるけど、 閉じ込める選択肢は私はとりません。 花の匂いと虫たち、お日様の日差し、鳥やネズミの気配、犬や他の人間たち。 そんな中であかりちゃんも長生きして欲しいと、いつも心から思っているよ。 一緒にね。 秋口になってから、蚤の発生に気がつきました。なんか痒いかなと思ってた。 蚤梳き櫛で面白いほど獲れるので日課になっちゃってるけど、 潰しちゃいけないってあちこちから情報を頂く。ウイルスや卵をバラまくって。 でもあのプッチッ!って爪で潰す快感。止められませぬ。手よく洗おう。 これも外に出すことの大きなリスク。でも何十年もやってきた事。だよ。 あかりちゃんと我が家にさちおおからんことを。 第一回猫バカ報告、終了します。では次回を楽しみに。 校了。
by maruhotei
| 2016-10-21 20:35
| 猫
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