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平成の天地を汚す放射能 たった四炉で皆ヨロヨロ。
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すず と言う名前の猫と18年ほど一緒に暮らしていました。 店の看板娘もやってくれてね。 今月一日の朝、目覚めると寝床がからで、 そのときから居なくなりました。帰ってきません。 たぶん、自分で自分を片付けてしまったのだと思っています。 からの寝床を見た朝に直感したのは、すずはもう居ないと言う感覚でした。 ここひと月程は食が細くなり、痩せて衰えは目に見えるほどで、 そろそろ医者に診て貰わないとダメだなーと、考えていた矢先きでした。 それでも食事も排泄も一階下まで自力で階段を往復してましたし、 歯も全部あって、口臭も出てなかったし、数日前にはじゃれて遊んでたし。 毛並みも光っていて、最後まで奇麗な猫でした。 ちょっと決断が早すぎるんじゃないかと言いたいです。 癲癇(てんかん)持ちで、発作の間隔が短くなっていました。 店の看板娘を引退したのも、発作で何度も高いところから落ちたせいだと、 その引き際の見事さには感嘆していましたが、 拙の部屋に引き蘢りになって数年。こんな幕引きになるとは想像すらできませんでした。 実は小さい頃から言い聞かせていた事があります。 年老いたペットを看取る環境はそれぞれでしょうが、 周囲を見ていて、寿命の近づいたペットを延命させる意味がよく分からない。 獣医学の力で、あるいはお金をかけて、数ヶ月から一年程度寿命を延ばす。 でも、その間にペットは苦しい時間を長く過ごすだけではないか。 それは飼い主の一方的な思い入れだけじゃないんだろうか。 そんな例をよく見て来て、俺は延命はしないよ、って言ってた。 実はそんな自信なんかある訳もなくて、実際にはどうするかわからないけど、 基本姿勢だから、わかっておけよって、言ってた。 今になって少し後悔してる。 すずさん、物わかりが良すぎだろ。カッコよすぎてついて行けないじゃないか!! 拙宅に来た頃の すず 先代の はな という猫も20年も生きて、目の前で死なれてから二年半は、 新しい猫が飼えなかった。 どうしても猫のいない生活が我慢出来なくて、俺が飼うからと家人の反対を押し切って、 本郷の同業者のところから貰って来た。 出生は荒川の河川敷でレジ袋に入れられて兄妹三匹と共に捨てられていたとの事。 一番可愛かったからこの仔が欲しいと言うと、おてんばで骨折して医者にかけたから、 あまり薦めないと、惜しそうに話す前の飼い主。 そこを何とか、と、無理強いして貰って来たのだ。 耳が大きくて首と尻尾が長くて、他の惑星から来たような印象。 エジプト風にも見えて、将来はどんなにカッコ良くなるのだろうかと。 店が棲息場所でした。 いつのまにか丸顔に。おいおい。 開店閉店時間になると、必ず店頭に来て手伝います。 大人の猫になりました。 高いところから店番です。 一休み!! 居なくなって初めてその存在の大きさに驚いています。 飼い主であるとか飼い猫であるとか、家族だったとか、そんなんじゃなくて、 存在が身体の一部みたいに食い込んでいたのを、 無理矢理引き抜かれた様な痛みと喪失感。 このところ世間の光景はなんとなく輝きを失いセピア色だし、 草花からもあまり潤いを感じないや。 すずの居なくなった世界はすべからく色あせて見える。 まいったね!。 長い間一緒に暮らしてたものを失うって、こう言う事なんですね。 どこかで取り返そうとして力んだのかな、 左脚ふくらはぎに軽い肉離れとかやっちまった!。 そんなことで、 チャイゴン1世も丸帆亭も、とても悲しくてバランスが崩れているので、 一息入れたいとおもいます。 ブログ更新は少し休みます。すまん!
by maruhotei
| 2013-06-18 23:03
| 猫
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